🌀 痛みの種類:施術で気づいた「緊張の先の痛み」と刺激による響き
今回は、日々の施術(臨床)の中で私自身が気づいた「お身体が感じる様々な痛みや響き」について、医学的・東洋医学的な考察を交えてお話ししていこうと思います。
当院には、本当に多種多様なお悩みを抱えるクライアントさんが来院されます。
• 何かのきっかけで急にお身体を痛めて来院される方
• 長年の頑固な慢性症状を抱えて来院される方
• 季節の変わり目や生理周期など、一時的な不調で来院される方
• 同じような症状であっても、痛みの度合いが「強・中・弱」と人によって異なる方
• 痛みは無く歪みを治したい方
• 妊婦さん特有の(逆子など)お悩みでの来院
• 美容目的での来院
一言で「痛み(お悩み)」と言っても、その背景やお身体の状態は一人ひとり全く異なります。
⚡ 施術の刺激による「痛みの感じ方」の4つのタイプ
施術中、痛みや響きを感じやすいポイントはいわゆる【ツボ(硬結部:こり固まった部位)】です。当院では、滞っているツボの巡りをスムーズにする目的で心地よい刺激を入れていきますが、その際にお身体の状況によって感じ方が4つのタイプに分かれます。
① 急性症状による響き
捻挫、筋肉損傷、ぎっくり腰などの急な痛みの場合、患部そのものを触ると痛むケースと、患部から離れた関連するツボを刺激したときに「ズーン」と奥に響くような痛みを感じるケースがあります。これは動作時にも同じような響き方をすることがあります。
② 【お題の内容】慢性的な緊張で、最初は感覚が鈍くなっている状態
長年の疲労で筋肉が緊張しすぎてしまうと、最初は「触られている感覚すらあまり分からない」という麻痺した状態になっていることがあります。
この場合はお身体がほぐれて緩んでいくにつれて、少しずつ心地よい刺激を感じられるようになったり、2回、3回と施術を重ねることで、本来の感覚が通うようになっていきます。
③ 少しの刺激でも過敏に感じられる状態(刺激の閾値)
お身体の特性やその日の自律神経のバランスによって、軽い刺激でも非常に敏感に(過敏に)感じられるお身体の「閾値(いきち:刺激を感じる基準値)」が優位になっている時期があります。
東洋医学のアプローチでは、お身体を変化させるためにある程度の響き(刺激)が必要な場面もありますが、当院ではクライアントさん一人ひとりの「心地よさの基準」や「その日のコンディション」を丁寧に伺いながら、最適な強さに合わせて施術を行っています。
④ うとうとと「半寝状態」のときの不思議な反応
その日の体調にもよるのですが、バッチリ目が覚めている時には心地よく我慢できるくらいの刺激であっても、うとうとと半分眠りかけている状態で同じツボに同じ強さの刺激を入れると、不思議と「激痛」のように感じられることがあります。
この傾向は何人ものクライアントさんを何回も診ていく中で、確率として9割以上の方に見られる非常に面白い現象です。
なぜこのような現象が起こるのか。私の分析では、起きている時は刺激が入る前に脳が「来るぞ!」と身構える準備ができますが、半寝状態ではその身構える隙がなく、急に刺激が脳へと伝わるため、いつもより強い刺激としてキャッチしてしまうのではないかと考えています。
そのため、施術の効果をしっかりと味わうためには、できれば起きた状態、もしくは半寝手前(会話ができるくらい)で受けていただくのがおすすめです。もし「寝てしまうほどヘトヘトに疲れている」という時は、お身体の回復のために何より「質の良い睡眠」を最優先にしていただくことも大切と感じることもあります。
💡 お題に出した『緊張の先の痛み』とは?
これは少し専門的な内容で、すべての人に起こる現象ではありませんが、臨床で時々見られるとても興味深い変化です。
基本的には、慢性症状によって最初は感覚が「鈍麻(マヒ)」して何も感じられなかった状態から、施術によってお身体が緩み、本来の正しい感覚を取り戻し始めたときに起こります。
お身体が緊張から解放されて数日キープできた段階で、普段なら感じないようなツボの刺激を「いつもより強く、過敏に」感じることがあるのです。
一見すると「痛みが強くなった?」と感じるかもしれませんが、私の分析では、慢性的な大緊張(マヒ状態)からお身体が脱出して正常な感覚に戻ったことで、元々持っていたお身体のピュアな感度がしっかり働き出した証拠なのだと思います。
つまり、「お身体の神経の伝達が正常にルートとして通り始めた=良い方向へ変化しているサイン」ということになります♪
🩺 なぜ施術において「刺激」が必要なのか?
当院の施術で行う刺激とは、東洋医学でいうツボ(緊張が特に強い部位)に対する適切なアプローチです。
そのツボの流れをスムーズに流してあげることで、離れた患部の自然治癒力を引き出します。
刺激を与えることには、「経絡(けいらく)の滞りを流す目的」と、「自律神経を介して脳へ回復の信号を送る目的」の2つがあります。
これは現代の西洋医学の視点から考えても、局所の血流改善を促すことで、お身体のリカバリーを強力にバックアップすることに繋がっています。
実は、このブログで「緊張の先の痛みとは何だろう?」と考えながら文章を書き始めたのですが、こうして書き進めるうちに私自身の臨床データの考察もさらにスッキリとまとまってきました(笑)。
🌿 まとめ
クライアントさんお一人おひとりの経過をみていると、お身体の反応は本当に様々です。
同じような症状であっても、あっという間に改善される方もいれば、じっくり時間をかけて変わっていく方もいらっしゃいます。これは難病と言われる症状でも同じです。
臨床の現場で、毎日クライアントさんの貴重なお身体からたくさんの健康情報を学ばせていただけることに、本当に心から感謝しております。
「ちょっと不思議な話だな」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、「人間の身体って、そんな面白い仕組みがあるんだな」と何となく知っていただけたら嬉しいです。
これからも日々の研究を重ねながら、皆様の健康を全力でサポートさせていただきます。
いつも素晴らしい気づきをくれるクライアントの皆さん、本当にありがとうございます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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