顎関節症(顎の痛みなど)
最近の症例をまとめてみました。(よくあります)
施術家目線です。
先にお伝えするのは、症状、施術内容、伝えたいことです。(簡潔に)
その後に自己満足のまとめをしますが、少し専門的な文字が載りますが興味がある方はご覧ください。
症状
噛みしめると顎が痛く食事が出来ない
先に歯医者へ受診
レントゲンを撮るが異常なし
歯に異常なし
解決なし
当院にて
Telにて当院でも診れますと伝え後日来院
顎関節の可動域チェック
その他:頸椎・頭蓋骨・手・骨盤・その他もろもろチェック
施術(簡潔に載せます)
咀嚼筋、関節円板、関節靱帯、上記チェック項目の施術
⇛ 顎関節+他の部位
※経験上、顎関節の痛みは身体全体が複雑に関係して出現してきます。(必ずでもないが多い)
人によっては『他の部位・自律神経・精神』なども。
ほとんどの人に自律神経のアンバランスや疲労が関係していることが多く感じられます。
施術後
噛みしめ時の痛み改善
顎が開けやすくなる
身体も楽になる
雰囲気が変わる
当院の施術は
上記の通り顎関節には複雑に関係しているものがあるため、当院では何の症状でも総合的に診ていきます。
身体全体、自律神経、疲労、精神など。
例えば、立っている時、座っている時のバランスが悪い場合は足部、もしくは骨盤を整えないと顎関節の調整が上手くいかないこともあります。
人によっては手なども関係しています。今回のクライアントさんは手の親指も関係していました。
顎だけ診て一時的に楽になるより、総合的に改善する施術をした方が戻りにくくなり予後が違います。
施術には限界がある
ご理解ください。
施術で楽になったとしても、噛みしめの原因が何かのストレスの場合、施術の限界が出てきます。(睡眠不足・激務のストレス・家庭のストレスなど)
施術後はご本人でない限り日常のストレスの解消も出来ませんし、常に身体のケアをしてあげる事も出来ません。
当院のできるお手伝いとして『心の施術』『セルフケアのアドバイス』『その後の予防施術』までとなります。
予防施術のすすめ
総合的に整えることで楽になるとお伝えしましたが、どうしても生活の中で疲労して再発されることもあると思います。
そんな時に見られる兆候として
・頭が固くなる:自律神経の緊張優位(噛みしめる筋肉の緊張)
・噛みしめる:顎関節の緊張と痛み誘発(同上)
・身体の緊張:歪み(バランス崩れる)
・精神的疲労:身体の緊張に出る
・その他
などが出てきます。
このようなことを考え、当院では再発される前の予防施術をおすすめしています。
まず、痛みがある方は痛みを解消し、その後は予防施術へ移行していくことで再発しない生活を目指してみてはいかがでしょうか。
『心と身体は連動している』ので人生変わりますよ。
もちろん、その人に合わせたアドバイスもお伝えしていますので、日常に取り入れていただき生活の質を上げましょう!
ここから自分の資料をまとめてみました
日々いろんなことを考えて施術していますアピールとなります。
莫大な情報量になるので、ほんの一部だけ載せてます。
施術中考えているのは宇宙並みに広いです。(ウソ)
興味のある方は是非ご覧ください~
咀嚼筋(総称)
咬筋(浅部)
支配神経:第V脳神経である三叉神経の第三枝である下顎神経の枝の一つである咬筋神経に支配されている。
歯を嚙みしめたときに硬くなる筋肉。
作用:この筋肉が収縮することで下顎骨が上に上がるので、食べ物を強く嚙むときや、歯を食いしばるときに働く。(下顎骨の挙上と前突)
起始:上顎骨の頬骨突起の腱性の腱膜および頬骨弓前部2分の3の下縁
停止:下顎骨の枝
血液供給:咬筋動脈
咬筋(深部)
支配神経:第V脳神経である三叉神経の第三枝である下顎神経の枝の一つである咬筋神経に支配されている。
作用:下顎骨の挙上と後退する。
起始:頬骨弓
停止:下顎骨
血液供給:咬筋動脈
側頭筋
支配神経:第V脳神経である三叉神経の第三枝である下顎神経の枝のひとつである深側頭神経に支配されている。
作用:上顎に対して協力に下顎骨を挙上、後退する。
起始:側頭窩および側頭筋膜
停止:鈎状突起および下顎骨の前枝
血液供給:前後深側頭動脈
外側翼突筋(上頭)
支配神経:第V脳神経である三叉神経の第三枝である下顎神経の枝のひとつである外側翼突筋神経に支配されている。
外側翼突筋深面に入る。頬神経と結合することがある。
作用:下顎頭および関節円板を前方に引き出す。
起始:蝶形骨、側頭下稜、上外側翼状版から下
停止:下顎骨顆および側頭下顎関節の関節円板
供給血管:顎動脈
外側翼突筋(下頭)
支配神経:同上
作用:同上
起始:同上だが微妙に違う
停止:下顎骨顆および側頭下顎関節の関節円板前縁
供給血管:同上
内側翼突筋
支配神経:第V脳神経である三叉神経の第三枝である下顎神経の枝の一つである内側翼突筋神経に支配されている。
作用:下顎骨の挙上と前突(下顎骨を前方に引くときに外側翼突筋を補助し、この筋肉が収縮することで下顎骨が上に上がり、咬むことができる)
起始:蝶形骨の翼状突起後面の翼突窩外側板(外側翼状板の内側および口蓋骨椎体突起の溝面)
停止:下顎骨翼突筋粗面(強い腱板を介した下顎骨の枝と角)
供給血管:顎動脈
肩甲舌骨筋(嚥下の筋肉と同じグループに分類)
支配神経:脊髄神経C1~C3の枝
作用:舌骨と下顎骨の下制
起始: 肩甲骨上縁
停止: 舌骨体の下縁
供給血管:舌骨下動脈(上甲状腺動脈の枝)舌動脈(舌骨上枝)浅頚動脈
胸骨舌骨筋(嚥下の筋肉と同じグループに分類)
神経支配:頚神経ワナ
作用:舌骨、喉頭および下顎骨の下制
起始:胸骨後面、鎖骨内端および後胸鎖靱帯
停止:舌骨下縁
血液供給:上甲状腺動脈
茎突舌骨筋
神経支配:顔面神経(CN7)
作用:舌骨の挙上、下顎骨の下制と後退
嚥下された食物が再び口に入らないように助ける
起始:茎状突起の後面と外側面
停止:舌骨体
血液供給:上甲状腺動脈および舌動脈
オトガイ舌骨筋
支配神経:舌下神経に伴行する頚神経(CN12を通るC1)
作用:舌骨の挙上、下顎骨の下制と後退
起始:下顎骨の下オトガイ棘
停止:舌骨の前部
血液供給:舌動脈
頭蓋骨の靱帯
頭蓋骨の靱帯は顎関節を取り囲む靱帯からなり、頭蓋が下顎骨と連結する部分を補強する
顎関節靱帯(外側靱帯)
作用;頭蓋が下顎骨と連結部分を補強し、屈曲、伸展、回転や滑りの動作を可能にする。(且膜性の蝶番関節タイプ)
付着部位:頬骨弓の上、下顎頚の下
関節包
付着部位:下顎窩、下顎骨顆頚
蝶下顎靱帯
顎関節の主な『蝶番』に当たり、扁平で薄い帯
蝶形骨の角棘を下顎孔の小舌につなぐ
耳管軟骨
上部呼吸器系(エウスタキオ管)
耳管または咽頭鼓室間とも呼ばれ中耳腔と咽頭の鼻部(咽頭鼻部)を繋いでいる管
一部は骨から、また他は軟骨および線維組織から形成され粘膜が内側を覆っている
成人では管の長さが約36mmで、中耳との結合付近が収縮している
ほとんどの場合、管は閉じているが嚥下やあくびの時に開き、この機序によって中耳内の圧力と外の圧力が等しくなる
茎突下顎靱帯
側頭骨から下顎枝、咬筋、内側翼突筋の間に伸びている
茎突舌骨靱帯
側頭骨茎状突起の先端と舌骨小角に付着
ついでに
施術中参考にしているもの。
下顎神経(運動神経と知覚神経の混合神経)
三叉神経のうちの一つ(眼神経・上顎神経・下顎神経)
運動線維は橋核から起こる
知覚線維は三叉神経節に終結する
下顎神経は蝶形骨の卵円孔を介して、舌、下歯槽、オトガイ、切歯、顎舌骨、耳介側頭、頬側、深側頭、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋、鼓膜張筋、口蓋帆張筋、硬膜神経に分枝する
※多いのが耳、側頭部、後頭部の痛みを訴える人。耳鼻科に行っても解決しない場合が多く、そのような場合は整体的に診ていくことをおすすめしています。たまに風邪症状が抜けていない人もいますね。(経験上)
知覚:頬、下歯、下顎、頭側、口腔粘膜からの知覚神経軸索を含み、味覚を除く触覚、温度、圧力、に関連する知覚線維がある舌の前部を支配する
運動:運動性軸索は噛む動作や咀嚼を制御する咀嚼筋を支配する
さらについでに
脳神経: 三叉神経
眼(V1)
前頭: 滑車上 · 眼窩上 (側枝, 内側枝)
鼻毛様体: 長毛様体 · 滑車下 · 後篩骨 · 前篩骨 (外鼻, 内側鼻枝) · 鼻毛様体神経根 (毛様体神経節)
涙腺
上顎(V2)
髄膜内:中硬膜枝
翼口蓋窩内:頬骨 (頬骨側頭, 頬骨顔面) · 翼口蓋 (翼口蓋神経節) · 後上歯槽
眼窩下管内:眼窩下: 上歯槽 (中, 前) · 内鼻枝
顔面上:下眼瞼 · 外鼻 · 上唇 (眼窩下叢)
下顎(V3)
髄膜内:硬膜枝
前方:咀嚼筋 (内側翼突筋/口蓋帆張筋, 外側翼突筋, 咬筋, 側頭) · 頬
後方:耳介側頭 (耳神経節) · 舌 (顎下神経節) · 下歯槽 (顎舌骨筋, オトガイ)
以上、顎関節症について書いてみました~
お悩みの人に届いてね💖