上肢の痛み(特に肘から前腕)
主訴
肘を動かすと痛い
運転で痛い
腕を使うと痛い
検査
肘の屈伸どちらも痛い
肘を伸ばして内側外側に捻じるとどちらも痛い
肘を伸ばして手首を下げる上げるどちらも痛い
手のグーパーで痛い
肩の関節のROM(-)
頸椎の整形外科的検査:頸椎と肩に痛み(+)
胸郭の整形外科的検査(神経の検査)(-)
触診検査
・手首の硬い部位を押さえると軽減する
・肩の緊張部位を押さえると症状が軽減する
・肘の関節のズレ
・多少の前腕筋群の緊張
・背骨の緊張
・頸椎の緊張
・自律神経の不調(交感神経優位)
施術にて
脊椎(頸椎・胸椎・腰椎・骨盤・尾骨)の緊張が強く、特に頸椎2番が捻じれて緊張。
頸椎の整形外科的検査では肘の方までの痛みは出ませんでしたが関連性が大きかったです。
※頸椎の神経は肩、背中、胸郭、上肢(肩から手)まで走行しています。
脊椎の緊張があるということは脊椎周辺筋肉の緊張まであることがほとんどです。
同時に経絡も緊張してくるため離れた部位までの症状が出てきます。
なので毎度のことですがこちらのクライアントさんも足先までチェックしています。
症状改善まで
3回施術して大分軽減されました。
2回目の施術前回から3日後、3回目の施術前回から2日後
病院だったらこのような診断と処置でしょうか
外側上顆炎・内側上顆炎
※テニス肘・野球肘・腱鞘炎、関節の変形(人によっては老化)といった感じでしょうか。
湿布・痛み止めの薬
当院では
患部も大事ですが患部から離れた場所の検査も大事に考え施術をしています。
関係ないと思われる(本人は感じていないだけ)内臓なども施術の対象です。
改善に必要なこと
なぜその症状が出ているか気付いていただくことです。
首の緊張が出ています→冷え?精神の疲労?身体の疲労?手首、腰、内臓?食生活の問題?
何かのサインで症状を出して教えてくれています。
そこに気付いてあげられるか。
そして、教えてくれた身体にごめんねと反省して、教えてくれてありがとう、と感謝して改善していくことが大切です。
身体のサインに気付いて改善する努力をしていくと症状は変化していくもので、この間は『自分への償い』の期間です。
何かに気付き反省し、改善していく期間です。
今回のクライアントさんは3回程で改善されてきましたが、治らない人は1度から2度の施術で諦めてしまったり、日常の不摂生を改めない傾向にあります。
何かの症状でお悩みの方がしっかり回復していただくためには少なくとも3回程続けて施術をして、その後継続した施術をお受けいただくようおすすめ致します。
日常の改善と施術で何かしらの変化が出てきますので。
(症状によります)
また、期間を掛けて出た症状がすぐ改善されることはそうそうありません。
今動けるようになればいいという場合はある程度の回復を見越した1度の施術で何とかなることもありますが、それは稀なことでそう上手くいかないことの方が多いです。
(強い症状・慢性症状など)
※とか言いながら施術ではその場で変化が出ていただけるよう出来る限りお手伝いさせていただいています。
最後に
他にもこの症例ブログと似たようなクライアントさんについて書く予定ですが、ここ最近冷えが原因で強い症状の方たちが多くみられるようになってきました。
酷くなる前に早目の予防にお越しいただけたらと思っています。
是非ご予約くださいね~(^^;)
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m