慢性炎症で不調が取れない
『慢性炎症』とは何か…
まずは簡単にご理解いただけるよう、『急性、慢性』の違いからお伝えします。
ご自身の不調の箇所、腰、肩、首、内臓に置き換えて考えてみてください。
分かりやすいので『急性』から
『急性症状』は
風邪を引き熱が出てとても辛い状態です。
(曖昧になってしまいますが、急性症状も蓄積された慢性症状が原因で起こります)
『慢性炎症』とは
常に疲労している症状です…
上記に差し替えて詳しく説明しますと
風邪を引いた後に体のだるさが続いている状態です。
風邪症状が回復してくるものの完全に回復する間もなく仕事や日常生活で疲労が取れない、夏野菜(体を冷やす食べ物)、環境などで冷えが生じてしっかり回復できずにズルズルと長引いている状態。これが慢性症状です。
夏風邪が長引くと言われるのも疲労、内臓、食べ物、服装、環境など影響し、完全に回復させるには思っている以上の期間が必要になります。
それが体の各器官、内臓、筋肉、骨格に起きていているということ。
慢性化していると、とてもつらい急性期を過ぎてから自覚できないような痛みや症状になるため何となく普段通り生活ができるようになります。
しかし、敏感な方は抜けきらない疲労感や何か体の不調を感じられる方もいらっしゃるでしょう。
その状態は完璧に元気ではなく、常に回復したいと体が求めていて、何らかの症状で教えてくれます。アレルギーや体の不調、繰り返すケガや痛みなど。
(ですので不調は教えてくれているもの。決して悪いものではないのです)
以下原因についてご説明しますが、注意点をご覧いただき参考になさっててください。
※厳しいお伝えになりますが本気で治したい、不調を改善したいという方には必要なことです。
しかし、急に取り掛かるとストレスになりますので少しずつ生活の中に取り入れてみてください。
なかなか実行できなくても知っているのと知らないとでは意識の変化がいい方向へ導いてくれます。3回に1回注意していただくなどで体の反応が変わっていきます。
何かに気付いていただけるだけでも幸いです。
意思強くできる!という方は是非実行されてみてください。深刻な方で興味がある方は自然療法を受けられる施設をご紹介いたします。
そして、実行していただくことで体にはとてもいい変化が出てきますが、体調についてそこまで深刻でない方はあまり深く考えると生活が辛くなりますのでご参考程度に。
私も誘惑に負けることが多々あり、その後自分で調整しています。
<風邪で例えましたが、体の中に炎症を起こす原因
・古い油、体によくない油
ポテチなどのスナック菓子、コンビニの揚げ物(私も海帰りによく食べます。しかし海水で浄化されている体なので悪いのはすぐに感じます)
一番は肝臓の疲労に繋がり疲労の解毒、ホルモンバランスに影響されます。(私も酒のつまみにすることもあります)
・甘い食べ物・飲み物・小麦系・乳製品(私も食べます)
糖分や小麦系は一瞬幸せホルモンが出ますが、脳を破壊すると言われています。お酒、たばこも麻薬と同等といわれ中毒性があり、また食べたくなる、飲みたくなる物です…筋肉も硬くなります。
子供の落ち着きがなくなったり、多動症などでは原因の一つとも言われています。
小麦の質が昔と違い変異しているため現代人には合わなくなっているそう。
小麦や乳製品を摂取して、たまたま症状が出ない方は消化能力の免疫があるので何とか大丈夫な状態かと思われます。
私は下痢を覚悟して食べに行くラーメン屋さんがあります…。どうしても好きなのでたまに食べてしまい、その時の体調次第で軽い下痢で済むこともあります。
体質と言われるものですが、敏感な方は食べた後に下痢、もしくは便秘、アレルギー症状、精神状態に出ているかもしれません。また、体内に不純物質が蓄積され体外への放出に期間が掛かってしまいます。
大人も憂鬱な気分になりますが一つの原因かもしれません。
特に決まって『夕方の憂鬱』を繰り返す。
私も身近にそのような方がいましたので参考にしている本に書いてあり納得してしまいました。(参考までに本のご紹介:いつものパンがあなたを殺す)
・栄養不足
良質の塩ミネラル、免疫力を上げる食べ物
偏った栄養を摂られている方はサプリも効果的です。私も改めて勉強していくつか摂り出しました。
・運動不足
熱代謝の減少:熱が高いとウイルスや細菌を殺してくれる免疫細胞が活発になり、体調を崩すと熱が出るという仕組みになります。
その他骨格筋も熱を作ります。
寒い時にぶるぶるっとなるのは体温を上げるため筋肉を振動させ熱を作る防御反応となります。
体には大きい筋肉がたくさんあるので適度に動かすことで熱代謝が活発になり免疫力アップに繋がります。
・睡眠不足・ストレス依存・疲労の蓄積
免疫力低下に繋がります。施術効果にも影響するほど大事。
人間は寝るときに副交感神経が働きバランスが取れて回復します。
体調不良時はご飯を食べなくてもたくさん眠れますね。
優先順位は栄養を摂るより回復を早めることが高く、自然界の生き物はそのようにしています。早く回復しないと獲物にされてしまうので。
また、ストレスと疲労の蓄積は血液細胞が攻撃的な成分優位になり、癌や胃潰瘍、難病と言われる膠原病の元になります。
ちなみにヘルニアにもなりやすいです。若い方は特にストレス社会の負担で手当てが追い付かずオペに踏み切る方もいらっしゃいます。
(私の症例:私は以前インフルエンザに罹った後、ご予約の患者さんへ休診のご連絡を入れ1日だけ睡眠に徹底し、翌日には元気になりサーフィンへ行きました。ここで私が早期回復のため行動したことは睡眠で回復、軽食、ストレス発散、運動で熱を作ることでした。一番効果を感じたのはサーフィンで発散できたことだと思います。)
・電磁波依存
日々蓄積され非常に取れにくいです。実は不調の原因だったりもします。
お仕事でパソコンがメイン。
枕元に携帯を置いて寝ている。コンセントがあるなど。
考えるとたくさんありますが、その気があれば改善できることはいくつもあると思います。
少し改善できれば体へのダメージが10→8くらいになると思います。
こちらの内容は以前にもブログにお書きしたような記憶がありますので今回は深くお書きせず、気分で必要な時に改めてお書きいたします。
等々
通年アレルギーがある方や、常に疲労感がある、朝の目覚めが悪い、気分がうつむく、といった方は慢性炎症ということを私は考えています。
以前のブログでもありましたが、ストレスとは血液の成分が攻撃的になり体に傷を作ります。そこにプラスして上記にある原因が内臓の不調を起こし、体や内臓、気分にまで影響を起こし不調が回復しない慢性疾患へ移行します。
改善策もいくつかご紹介(ご参考まで)
魚の油が特にいいと言われます。脳の70%がコレステロール、つまり脂肪で出来ていると言われます。
肉もこだわるとキリがないのですが成長ホルモン剤や麦などを食べさせている肉は体によくなく、自然の牧草を食べて育てた肉は良質と言われます。
(考えすぎるとストレスが溜まり反対によくない場合もありますのでご参考までに)
その他上記の原因に気を付けて生活していただくことです。
また、本気で改善するためには根気が必要です。
慢性症状を回復させるためには細胞が入れ替わるのに100日程とも言われているため早くて3か月程、症状によっては年単位で頑張る必要の症状もあります。
当院では本気で治したいという方にはじっくり説明します。
私の未熟さもありますが、なかなか施術でいい変化が出ない一つの原因はこのような体の仕組みも関係しています。
また、生活様式、つまり食事や、環境を整えたり、気持ち、固定概念を変えないと体は改善されないことも。
美味しいお菓子や甘いものは中毒性があり、なかなかやめるのに時間が掛かりますし決意が必要です。
夜更かしの習慣、携帯依存なども変えることは難しいです。
しかし、今までに慢性症状、難病になり本気で治したいと思われる方は取り組んでいただき、期間を掛け改善されます。
治せない症状も世の中たくさんあると思いますが、前向きに取り組んでいただくことで、せめて健康寿命を伸ばすことはできると思います。
ご自身のため、ご家族のため健康へ意識を向けられてみてはどうでしょうか。
最後に私の力になっている治療院のお話をいたします。
私が予防で行く一つの治療院はとても勉強でき、期間を掛けて難病や癌患者さんを治しています。そこへ行くと患者さんが本気で前向きになっていただける治療院を目指そう!といつも刺激を受けます。もちろん来られる患者さんも自身の病気を治すため必死ですので、そのためにも私自身活を入れて日々勉強です。
これからも皆さんが普通の生活ができるよう、慢性炎症、慢性症状が悪化しないためのアドバイスと施術でお力になれれば幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。