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手当てブログ

当院での日々の施術を綴っています。
※許可をいただいた方のみ掲載しております

焼き芋の話(便秘:食物繊維)

3ヶ月程自分の身体で研究していますが、その中の一つをお伝えさせていただきます。

内容
焼き芋で便秘になる。
経験済みなため、研究しました。
(研究は趣味です)

食物繊維について
食物繊維には、おおまかに水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」の2つがあります。
焼き芋には両方あるけど「不溶性食物繊維」が多く含まれていることが知られています。

不溶性食物繊維の働き
食物繊維とは、消化吸収されずに、小腸を通って大腸まで達するのが特徴の栄養素。
その働きでもたらされる一番の効果が整腸作用。
また、体内でコレステロールから作られる胆汁酸の便中への排泄を促進し、血中コレステロール値を下げてくれる働きもあります。
さらには食後の血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病・虚血性心疾患などの生活習慣病に対しての予防効果もあります。
さつまいもってすごいですね。

そして、食物繊維のなかでもさつまいもに多く含まれる不溶性食物繊維には、簡単にいうと「便のかさを増してくれる」という効果があると言われています。

便は、腸の壁が収縮する「ぜん動運動」で移動します。イモムシみたいなイメージです。
不溶性食物繊維は腸を刺激することによってそのぜん動運動を活発にし、便通を促すことによって腸内環境を整えてくれます。これが、さつまいもが便秘改善に良いといわれている理由です。

ここから本題です。

便秘改善と言っても不溶性食物繊維の食べ方に気を付けないと逆効果になることです。
食べ過ぎも同じです。
なぜなら私が以前から疑問に思っていたからです。

実際便秘になっていましたし、ガスが出たりしていました。
みなさん経験ありませんか?

少し詳しくお伝えしますが、
便秘の人は普段の不摂生やよく噛まないことが原因でぜん動運動の機能が低下しているので、便のかさが増えすぎると逆に便が移動できなくなります。
大腸内に長時間とどまった便は腸に水分を吸収されて内容物が硬くなり、症状が重めの便秘の人はさつまいもなどで不溶性食物繊維をとりすぎるとさらにひどい便秘を引き起こしてしまいます。
これが便秘になる原因の一つです。
(その他、交感神経優位の問題もありますがここでは割愛させていただきます)

そして、よく噛まない事がとにかく便秘や胃腸の不調を招くことに繋がります。
(体調不良も)

そこで私は研究(実験)を始めたのですが、

上記に腸内では水分を吸収して便が硬くなるとお伝えしましたが、パサパサしている焼き芋(他の芋も同じ)は口腔内でも水分を吸収するため唾液以外の水分を欲しがちになります。
そうすると余計に便秘を助長することに。

なぜかと言うと、唾液も食物を消化するために必要な消化酵素なため出ないと胃での消化の補助が出来なくなり消化に負担が掛ってしまいます。
唾液の量と膵液の量が比例しているとも言われていますし。
そのような食べ方や冷えるものを摂取していると胃腸が硬くなり、また、甘物を日常的に食していると腸には宿便がこびり付いてしまいます。

腸内には硫化水素(ドブの中にある化学物質)も充満しているみたいで、そんな中お肉などのタンパク質を摂取すると夏のゴミ捨て場の状態に腸内がなっているみたいです。
怖いですよね…。

しかも腸は精神状態に関係していたり、免疫力に関係していると言われていますのでめっちゃ大切にしないといけないと思いませんか…。

普段からよく噛まないだけでも胃腸に負担が掛り便秘になってしまうのです。

私の焼き芋についての研究は単純でした。

ただよく噛むだけです。
すぐ飲み込まない、飲み物で流さない。
すぐ飲み込まないでいると口の中がパサパサ状態から唾液でドロドロになり次第にトロトロになってきます。
最後は水のように喉に負担も掛からず飲み込めるようになってきます。
そこまでになると多少の繊維質があったとしてもほぼ固形物がありませんので消化しやすい状態になっています。

その経過を見ていてマジで違いが分かるようになってきました。
本当の話その日にです。

便秘にならないし、ガスも出ません。
凄くないですか。
ガスに関してはその後も同じなので本当だと思っています。
(個人差はあると思います)

余談ですが、このガスが出る仕組みは私が思うに、消化をする際に出た排気ガスのようなものではないかと思っています。
それだけ胃腸(エンジン)が頑張った排出物なのではないかと。

普段どれだけ胃腸に疲労させていたかと、腸内環境が悪かったかが把握できます。

今回のブログは【よく噛むこと】でこれらのことが解消された内容でした。

ちなみに健康診断では異状ないと言われます、と自信満々な方たちが多くいらっしゃいます。
実はそうではないことが多く、内視鏡や胃カメラでは分からないものがたくさんあり、その中でも施術家として特に分かるのが胃腸の硬さです。
カメラでは筋肉の緊張が分からないもので、施術中の触診でお腹を触ったり押してみるとすぐに分かります。
特徴としてむくんでいたり、硬くなっているのですが酷い人はお腹の表面からパンパンになっていますし、軽く押しただけで痛がります。
その状態が身体の不調に反射として出ていることに施術家目線で注目して診ています。
(ドクターではなく施術家です)
余談でした。

まとめ
私が改善した方法はとにかくよく噛むことです。
しばらくいろいろと研究していて、焼き芋についてはその内容の一つでした。
様々な物を研究と勉強して当院をご利用下さるクライアントさんにアドバイスしているところです。
個人差はあると思いますが皆さんも試してもらいたいと思います。

※ここまで書いておいてなんですが、あくまでも自己責任でお願い致します。

以上、焼き芋の話(便秘:食物繊維)についてでした~♪
最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年3月23日 (土)