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当院の休診日等、最新情報のチェックはこちら。 当院での日々の施術を綴っています。 各症状にあわせた施術例を掲載。 読み物コンテンツ

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手当てブログ

当院での日々の施術を綴っています。
※許可をいただいた方のみ掲載しております

花粉症(特に鼻水)について

最近アレルギーの薬を飲んでギックリ腰や不調になる人が急増しているので、薬とギックリ腰になる関係性を考え、それぞれ有名な市販薬に書いてある成分について調べてみました。

※私は医者ではありませんので、あくまでも施術家としての意見を書かせていただきました。

始めに施術現場で診ていて思う所をざっくり書かせていただきます。
続いて、そりゃ不調を助長にするよね的な感じで市販薬の成分を書いてみようと思います。(一部コピペです)

最近の症状
東洋医学区の視点から、とにかく肝臓、腎臓、大腸の不調が目立ちます。
急性の症状、身体の不調、皮膚の症状、鼻水、疲労、などなど

施術の見解
冬の疲労の残存
春の症状が追加
冬と春の疲労解毒が間に合わない
普段からの不摂生(特に食生活)
精神的疲労
肉体的疲労
※ほとんどの人に様々なものがブレンドされています。

薬が起こす副作用
自己免疫力を低下させる
するべき改善をしないと薬をやめられない
自律神経の不調
(身体の緊張と食生活改善について理解しないと不調を助長します)
精神的疲労
肉体的疲労
※主に自然の仕組みを無理矢理ブロックすることで症状を止める作用が強く身体の不調を作っています。

主な改善内容(薬を飲まないために)
施術
施術と同時に食生活の改善の取り組み
私生活の改善
精神状態の改善

当院では
根本的な改善に繋がるアドバイスをしています。
ごくまれに花粉症の症状を1回施術するだけで改善してしまう人がいますが、今まででお一人だけです。
その人が施術に来られるのは年に1度だけ。
実際そんな人はほとんどいません。
今までの不摂生を改善するには長期間要するのが普通で、期間を掛けてご自身がされてきた不調の原因を反省し見つめ直し改善していく必要があります。
そこに施術との相乗効果が出てくるものです。
施術で一時的に楽になっても根本改善は見込めません。

ここから市販薬に含まれている成分をそれぞれまとめてみました。

※くどいようですが私はドクターではありません。
ですが、施術家として身体で起こる反応を理解して施術の参考にしています。
ご理解の程お願い致します。

鼻水の市販薬について

抗ヒスタミン薬
鼻水止めとして最も一般的な飲み薬です。
市販薬にはアレグラやクラリチン、アレジオンなどがあります。
これはアレルギー反応による鼻水に特に効果的で、アレルギーに大きく関与するヒスタミンの作用をブロックして症状を軽減します。

点鼻用血管収縮薬
血管収縮作用を持つ成分を鼻の中に直接入れることで、鼻粘膜の腫れを減らし、鼻水の分泌を抑えます。
ただし、この薬は長期間の使用により鼻詰まりがひどくなることがあるため、使用期間に注意が必要です。

点鼻用ステロイド薬
ステロイドという免疫を抑える薬剤を含む鼻スプレーで、鼻の炎症を抑える効果があります。

抗生物質
鼻水が細菌感染によるものである場合、抗生物質が処方されることがあります。
ほとんどの場合は飲み薬として処方される。
これらの薬は、鼻水の原因や症状に応じて選択され、医師の指示に従って使用することが重要です。

クロルフェニラミンマレイン酸塩
アレルギーや炎症などを引きおこすヒスタミンの作用を抑える薬。
[ペレックス配合顆粒を除く製剤の適応症]
じん麻疹,皮膚疾患に伴うかゆみ(湿疹・皮膚炎,皮膚掻痒症,薬疹など),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,枯草熱,血管運動性浮腫,感冒など上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・せき,春季カタルに伴うかゆみなど

※製剤により多少異なる。

[ペレックス配合顆粒の適応症]
感冒もしくは上気道炎に伴う以下の症状の改善・緩和→鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,せき,痰,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱

重大な副作用 解説
[クロルフェニラミンマレイン酸塩]
再生不良性貧血,無顆粒球症
[d-クロルフェニラミンマレイン酸塩]
ショック(チアノーゼ,呼吸困難,胸内苦悶,血圧低下など)
けいれん,錯乱
再生不良性貧血,無顆粒球症
[クロルフェニラミンマレイン酸塩配合剤]
ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,じん麻疹など)
中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱(はくだつ)性皮膚炎
再生不良性貧血,無顆粒球症
ぜんそく発作の誘発
間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)
劇症肝炎,肝機能障害,黄疸
間質性腎炎,急性腎障害
横紋筋(おうもんきん)融解症(筋肉痛,脱力感など)
薬剤性過敏症症候群(初期症状として発疹,発熱)
そのほかにも報告された副作用はある。

ビタミンB6錠(ピリドキシン塩酸塩)の成分について
ピリドキシン塩酸塩は別名ビタミンB6と呼ばれています。
ピリドキシン塩酸塩はからだの中でリン酸ピリドキサール(ビタミンB6の補酵素型)という物質に変化し、多くのアミノ酸代謝を助ける働きを持ちます。
主にタンパク質の代謝を助ける働きがありますが、それ以外にも免疫機能の正常な働きの維持や皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成などの生理作用もあり、脂質の代謝にも関わりがあります。

ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・口角炎、口唇炎、舌炎
・急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触性皮膚炎
・末梢神経炎
・放射線障害(宿酔)
ここに関しては栄養失調、もしくは栄養を吸収できない内臓状況と考えています。(施術家目線)
○○○
接触性皮膚炎(多いのでは?)
接触性皮膚炎とは、特定の物質に直接触れることで皮膚に炎症が起こる病気です。
物質によって皮膚の炎症が引き起こされる仕組みは刺激タイプ(刺激性接触皮膚炎)とアレルギータイプ(アレルギー性接触皮膚炎)の2つに分かれています。
刺激タイプは接触性皮膚炎の全体の80%を占め皮膚が刺激物質によって直接損傷されることで起こります。
症状はかゆみより、痛みを訴えることが多く、代表的な物質に酸、アルカリ、溶剤(マニキュアの除光液のアセトン)、強力な石鹸、植物(ポインセチアやコショウ)、体液(尿や唾液)などがあります。
アレルギータイプでは強いかゆみと皮膚炎を生じることが多く、原因になる物質は何千種類もあると言われていますが、代表的な物質に植物(ツタウルシなど)、ゴム(ラテックス)、抗菌薬、保存剤、一部の金属(ニッケル、コバルトなど)があります。

脂漏性湿疹
脂漏性湿疹とは頭皮や髪の生え際、耳のうしろ、眉毛、鼻のわき、胸、わきの下、股間部、ひざの裏など皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹のことです。
症状の出る場所では皮膚の赤みがあり、やや黄色味を帯びた湿り気のあるフケ、または乾燥したウロコ状のフケが出るのが特徴です。
脂漏性湿疹には「乳児型」といって新生児期から乳児期に見られるタイプと「成人型」といって思春期以降の成人に見られるタイプがあります。
乳児型の場合、ほとんどは一時的なもので、正しいスキンケアを行っていればたいてい生後8〜12か月ごろには自然治癒します。
一方、成人型の場合は、一度発症するとよくなったり、悪くなったりを繰り返し、慢性的になることが多いです。症状がひどくなると、自然治癒することはほとんどないため、医療機関での適切な治療が必要です。
脂漏性湿疹の原因として皮膚に住み着いているマラセチアというカビ(真菌)の一種が脂漏性湿疹の発生に関わっていると言われています。
マラセチアは皮脂を栄養にして増殖しますが、マラセチアが増殖すること自体が皮膚の炎症を引き起こすと考えられています。
このマラセチアの異常な増殖にビタミンB6やビタミンB2などの代謝がうまくいかない状態が関係していると言われています。

ビタミンB6錠(ピリドキシン塩酸塩)の副作用
ビタミンB6錠「F」(ピリドキシン塩酸塩)の重大な副作用に横紋筋融解症という症状があります。

横紋筋融解症
そもそも横紋筋とはからだを動かす「骨格筋」と心臓を動かす「心筋」のことを言います。
横紋筋融解症は特に骨格筋に見られ、骨格筋を構成する筋細胞が融解・壊死することで、筋肉痛や脱力などの症状が起こります。
そのままの状態を放置していくと歩くことや起き上がることが困難になり、腎不全などを合併し、回復に長期間かかることがあります。
横紋筋融解症を発症する原因は直接的なものと間接的なものに分かれ、直接的な原因は災害などによって長時間、手や足が圧迫された場合などに発症します。
一方間接的な原因としては過度のアルコール摂取や過度の運動、熱中症などがあります。
熱中症の場合、高温下で体温調節機能が破綻し、からだの深部体温が40℃を越えると筋細胞が変性することで横紋筋融解症が発生します。
また今回ご紹介したビタミンB6錠「F」(ピリドキシン塩酸塩)のようにお薬によって引き起こされることもあります。
一部の高脂血症治療薬(スタチン系薬剤)や抗生物質(ニューキノロン系)による横紋筋融解症がよく知られていますが、その他にも抗精神病薬や麻酔薬などさまざまなお薬の副作用として発症することも報告されています。
横紋筋融解症の症状として、筋肉痛、筋力低下、脱力、麻痺、ミオグロビン尿があります。「手足がしびれる」「手足に力が入らない」「全身がだるい」「尿の色が赤い」などの症状が見られた場合はすぐに服用を中止して医師に相談しましょう。

また横紋筋融解症以外にもそれぞれの領域ごとに起こりうるその他の副作用を下記します。

【皮膚】
光線過敏症
【消化器】
下痢、嘔吐
【肝臓】
肝機能異常
【大量・長期投与】
手足のしびれ、知覚異常等の末梢神経障害

ビタミンB6錠(ピリドキシン塩酸塩)と同じ成分の市販薬
・アリナミンEXプラス(ビタミン剤)
・キューピーコーワゴールドα(ビタミン剤)
・チョコラBBプラス(口内炎・肌あれ治療薬)
・リポビタンD(ドリンク剤)
・アリナミンV(ドリンク剤)

グリチルリチン酸二カリウム(グリチルリチン酸)
生薬のカンゾウ(甘草)の根に含まれるグリチルリチン酸にカリウム塩を加えて、水に溶けやすくした成分です。
優れた抗炎症作用を持ちながら刺激が少ないのが特徴で、腫れや痛みを緩和する目的で総合感冒薬(かぜ薬)や鼻炎用薬、点眼薬、トローチなど様々な薬に配合されています。
また、スキンケア用品、シャンプー、育毛剤、歯みがきなどの有効成分としても幅広く利用されています。

ハーブとしても人気の「甘い草」
マメ科カンゾウ属の多年草で、古くから世界中で薬として利用されてきたそう。
漢方の生薬ではウラル甘草とスペイン甘草が使われていますが、このうちスペイン甘草は「リコリス」としてハーブでも人気。
「甘い草」という名の通り、根の主成分であるグリチルリチン酸には、砂糖の100倍とも200倍ともいわれる強い甘味があります。
ごく少量でも甘味料として役立つことから、根から抽出されたエキスは日本では味噌、醤油、佃煮などに、欧米ではキャンデー、ドリンク、リキュールなどに添加物としてよく使われています。
カンゾウには抗酸化作用を持つフラボノイドも豊富に含まれ、とても魅力的な生薬ですが、サプリメントなどで大量に摂るのは避けたほうが無難。
特に妊娠中の人は、早産につながる可能性もあることが一部の研究で示唆されているので注意。

抗炎症作用
組織が損傷を受けたとき、ヒトの体の中ではさまざまな生理活性物質が生成されます。
その中の一つとして「プロスタグランジンE2」という物質が生成され、痛みや熱、腫れなどの炎症反応を引き起こします。グリチルリチン酸ジカリウムには、プロスタグランジンE2の産生を強く抑制し、過剰な炎症や紅斑を抑える働きがあります。

抗アレルギー作用
ヒアルロン酸の分解酵素であるヒアルロニダーゼは、炎症時に活性化され、組織を破壊して炎症系細胞の組織への移行性を高める働きがあります。
さらにI型アレルギーにおいてヒスタミンの遊離を活性化することでアレルギーの発症に関わっています。
グリチルリチン酸ジカリウムは、ヒアルロニダーゼの活性を阻害することでヒスタミンの放出を抑え、アレルギー反応によるかゆみや痛みを緩和する作用があります。

バリア機能を高める作用
肌のバリア機能を高めるためには角質層が成熟した状態にあることが大切です。
角質細胞はCE(コーニファイドエンベロープ)という膜で覆われており、肌の水分量やバリア機能を維持する役割を果たしています。
CEは、肌の表面でインボルクリンと、インボルクリン同士をつなぎ合わせる酵素トランスグルタミナーゼ1によって生成されます。
グリチルリチン酸ジカリウムは、このインボルクリンとトランスグルタミナーゼ1の両方の産生を促進させる働きがあると報告されており、敏感肌のバリア機能を改善する効果が期待できます。

刺激緩和作用
実際にグリチルリチン酸ジカリウムを肌に塗布することで、ピリピリやチクチクとした皮膚の刺激や違和感を緩和させる作用があることが研究で報告されています。

医薬品
・うがい薬、口腔用殺菌トローチ(抗炎症成分)
・外用鎮痛薬、皮膚軟化薬(抗炎症成分)
・鼻炎内服薬、点鼻薬(抗炎症成分)
・非ステロイド性点眼薬(抗炎症成分)
・胃腸薬(粘膜修復成分)

医薬部外品
・肌荒れ・あれ性
・あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ
・ふけ・かゆみを防ぐ
・日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ
・かみそり負けを防ぐ
・薬用石けん、シャンプー、リンス
・薬用化粧水、乳液、美容液、パック
・日焼け止め
・ひげそり用剤

グリチルリチン酸ジカリウムの危険性
グリチルリチン酸ジカリウムは、1日の摂取量がグリチルリチン酸として40mg(甘草として1.0g)を超えて長期に服用すると、「偽アルドステロン症」という副作用を引き起こす可能性があります。
アルドステロンは、体内に塩分と水分をためこみ、カリウムの排泄を促して血圧を上昇させるホルモンです。
甘草やその主成分であるグリチルリチン酸を含む医薬品を過量に服用すると、アルドステロンの分泌が増加していないのにも関わらず、高血圧やむくみ、低カリウム血症などのアルドステロン症の症状を示すことがあります。初期症状として「手足のだるさ」、「しびれ」、「筋肉痛」、「こむら返り」などの症状が現れ段々ときつくなることが多いです。
甘草やグリチルリチン酸は、多くの市販薬、医療用医薬品に配合されており、漢方薬にも含まれています。
複数の医薬品の飲み合わせや数年に渡る長期内服でも引き起こる場合があるため注意が必要です。

グルコン酸カルシウム水和物
効能・効果
小児脂肪便のカルシウム補給
低カルシウム血症のテタニーの改善
低カルシウム血症のテタニー関連症状の改善

注意すべき副作用
高カルシウム血症 、 結石症 、 食欲不振 、 悪心 、 嘔吐 、 便秘 、 胃痛 、 倦怠感

ベラドンナ総アルカロイド
作用と特徴
副交感神経の働きを抑える作用をもつ抗コリン成分です。
鼻水を抑える効果があり、鼻炎用内服薬や総合感冒薬(かぜ薬)に配合されています。
鼻水は副交感神経から放出されるアセチルコリンの刺激により、鼻腺から分泌されます。
ベラドンナ総アルカロイドは、このアセチルコリンをブロックして、分泌を抑えるように働きます。

鼻粘膜血管収縮成分を配合。息苦しさ(鼻づまり)を改善
息苦しさ(鼻づまり)を改善するため、鼻粘膜血管収縮成分をW配合(塩酸プソイドエフェドリン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩)。
鼻粘膜血管を収縮させて鼻づまりに効果を発揮し、呼吸を楽にします。
ネバネバ鼻水、鼻水がのどに落ちるなどのつらい鼻症状や頭重にも効く
「ベラドンナ総アルカロイド」は副交感神経に働きかけ、鼻水の分泌を抑制します。
「無水カフェイン」は中枢神経に作用して、頭重を和らげます。

フェニレフリン塩酸塩
血管収縮にはたらく成分です。
鼻づまりが起こっている時、鼻粘膜の血管は拡張し、鼻粘膜はうっ血して腫れている状態です。
この成分は血管や血流に作用する交感神経を刺激し、血管を収縮させる働きをします。
これによって充血やはれをおさえ、鼻づまりに効果をあらわします。一般用医薬品ではフェニレフリン塩酸塩は鼻炎用内服薬や鼻炎用点鼻薬に配合されています。

血管の拡張・収縮は自律神経によってコントロールされ、交感神経が優位になると血管が収縮します。
フェニレフリン塩酸塩は、血管平滑筋にある交感神経の受容体の1つであるα1受容体に作用して交感神経を刺激し、血管を収縮させます。

薬の効く仕組み
薬の多くは、もともと体の中で起きている作用を強めたり弱めたりすることで症状を改善します。
そのターゲットとなるのは、細胞にある「受容体(=レセプター)」です。
体の中には細胞に指令を伝える様々な神経伝達物質やホルモンがあり、それらが受容体と結合することで指令が細胞に伝わります。
1つの細胞はいくつもの受容体を持っており、薬はその中から必要な受容体を選択して結合します。
受容体と結合して神経伝達物質やホルモンと同様の作用を起こす物質を「作動薬(さどうやく)」(刺激薬・アゴニスト)といいます。
一方、受容体と結合して、神経伝達物質やホルモンが受容体にくっつくのを邪魔する薬を「拮抗薬(きっこうやく)」(遮断薬・阻害薬・アンタゴニスト)といいます。
たとえばフェニレフリン塩酸塩は、α1アドレナリン受容体作動薬と呼ばれ、血管の平滑筋に存在するα1アドレナリン受容体に結合して細胞を活性化することにより末梢血管を収縮させます。

セチリジン
アレルギーの原因物質(ヒスタミン)や炎症を起こす物質の作用を抑え、アレルギー症状を改善します。 通常、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症の治療に用いられます。
【注意する人】
腎臓や肝臓の悪い人は慎重に用いるようにします。症状によっては、服用量や服用回数を減らす必要があります。
高齢の人も半分くらいで始めたほうが無難かもしれません。

エピナスチン塩酸塩
エピナスチンとは、抗ヒスタミン作用によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬です。
医療用医薬品として長年使用され、近年では「アレジオン20」という市販薬としても販売され始めた花粉症やアレルギー薬として有名な商品の一つです。

ロラタジン
ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。
花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎、じんま疹、湿疹のかゆみなどに有効です。
ただし、対症療法薬ですので、アレルギーの原因そのものは治せません

抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。
そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激によりさまざまなアレルギー症状が誘発されるのです。
この薬の主作用は、ヒスタミンの受容体を遮断することです。
さらにプラスアルファの作用として、ロイコトリエンなどアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。

広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)です。
第2世代の特徴は、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用などよけいな作用が減弱されている点です。
このため、第1世代に多い口の渇きや排尿障害などの副作用がほとんどみられず非鎮静性です。
脂溶性が低く脳に入りにくいので、眠気の副作用もほとんどないとされます。
実際、海外でのプラセボ(にせ薬)を対照とした比較試験で、眠気による機械誤操作の発生率に差がでませんでした。このため車の運転をふくめ眠気に関する制限事項がありません。このような利点から、アレルギー性疾患に幅広く用いられるようになりました。
比較的速効性で、服用後30分から1時間で効果がでてきます。持続時間も長いほうで、1日1回の服用ですみます。とくに、くしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりや目のかゆみにもそこそこに効きます。
アトピー性皮膚炎に対しては、かゆみの軽減効果を期待して処方されます。
小児への用法・用量も設定されており、これに対応したドライシロップ製剤も発売されています。

【注意する人】
腎臓や肝臓の悪い人、また高齢の人は慎重に用います。てんかんのある人も注意して用います。

小青竜湯エキス粉末
交感神経刺激作用が増強されます。
グリチルリチン酸及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されます。

ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
キュバールの有効成分であるベクロメタゾンプロピオン酸エステルは、主に気道の慢性的な炎症を抑制する働きがあります。
気管支や肺においてグルココルチコイド受容体と結合し炎症を抑えたり、気道抵抗(気道を流れる空気の通りにくさ)増大を抑制する働きがあります。

まとめ
薬は精神的な負担を減らしたり、命が助かることもありますので全否定は決して致しません。
しかし、こんなの飲んでたら身体の正常な機能がぶっ壊れるに決まっています。
じゃあどうしたらいいのか。
食生活の改善、私生活の改善、同時に施術です。
最初はストレスが掛ると思います。
しかし、真剣に悩まれている方たちは本気で治したい気持ちでいっぱいで多少のストレスを感じられるくらいでしょう。

当院では皆さんが健康になる施術とアドバイスをさせていただきます。

以上、花粉症と鼻水についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年3月22日 (金)

癌の疑いのクライアントさんについて

先日、日頃からいろいろと注意を(アドバイス)していたクライアントさんから癌の疑いがあると伺いました。

それまでには施術の度に注意していたところでした。

なぜかと言うとここ2年くらいでしょうか、会社の健康診断で何度か引っかかり始め、ある症状について相談を受けていたからです。
その度に注意喚起をしてきました。

まだ結果待ちなのではっきり分かりませんが、癌じゃなかったとしてもそれなりの症状という事です。

ご本人へは施術も大切だけど、同時にご自身での努力が必要。
そこに相乗効果が出てくるもの、とお伝えしてきました。

常日頃から『自分で行動』についてすべてのクライアントさんにお伝えしているところですが、ほとんどの人は命の危険くらいなことがないと頑張らないものです。
しかし、気付いた時には遅い、ということもこの仕事をしていると思っているよりあるものです。

こちらのクライアントさんにはつい2週間ほど前もアドバイスしたのですが、そこからの2週間で何日も病院へ行かれ最終的に紹介状を渡され大きな病院まで行くことになり精密検査と指導を受けられたそうです。
そこで初めて私がお伝えしていたアドバイスと同じことをドクターから伝えられ実行されました。

お伝えしていた通り時じゃないですか…。

そして、
この話を伺ったときにはアドバイスの実行を数日されていたので身体の緊張と腰痛が軽減されていました。

ちなみに、こちらのクライアントさんへのアドバイスは主に食生活の話です。
そこを実行していただいた結果、身体の緊張が変わってきたのです。

今まではその場しのぎで生きていたようなもので、ようやく施術との相乗効果が診られるようになってくるのです。
今後も続けていただきたいものです。

ここで、
ちょっと今回の人と変わり、現在定額制で毎週施術にお越しいただいているクライアントさんの話をさせていただきます。

実はこちらのクライアントさん早死にすると思われていた方でした。
しかもまだ40代中盤の方です。
カルテを見返すとこの2年は月に5回施術にお越しになり、5年前からの3年間は月に3回お越しいただいていました。

定額制の制度を作ったのが2年前でしたので、ありがたいことにその時からご利用いただいています。
その結果ご本人曰く30代の頃より元気になったとおっしゃっていたのです。
私から診ても本当にそんな感じです。
ここまでの道のりは長かったと思いますが、気付いたら今なんですね。
今なのに過去より若返っているという不思議…。
施術もしっかり通われ、ご自身でもたくさん努力をされていました。
ご家族の(子供の)ケアもできるくらいになったくらいですから素晴らしい努力です。

と、元気になったクライアントさんの話をさせていただきましたが、

人にはそれぞれ寿命があるものですが、生きている間は何が起こるか分かりません。
ご本人の本気度次第で奇跡が起こる可能性もあります。

現在私がケアに行っている治療院も奇跡的なことが普通に起こっています。
だから勉強も兼ねて行っていて、私に足りない多くの物を学べる治療院となっています。

ここで、
余談ですが、開業後90代のじいちゃんばあちゃんたちは100%元気になるのが早かったです。
医療業界で100%という数字はタブーと思われますが本当なので使わせていただきました。
90代の老人は何かが違うみたいで、一番は素直さを感じられたところです。

皆さんはどうでしょうか。

開業して10年、数人癌で亡くなられました。
このすべての人に注意(アドバイス)と施術の必要性をお伝えしてきました。

まだまだ勉強途中な私ですが、施術の技術とその人の人生のお手伝いができるよう『献身的な気持ち、伝える力、心』についてもっと磨いていきたいと思っているところです。

皆さん、ご自身の人生と命を大切にしていただきたいと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年3月5日 (火)

春の症状と恒常性(こうじょうせい)について

最近のブームな症状に合わせて疲労するメカニズムをまとめてみました。

本日はR6年3月5日

3週間程前からとんでもない症状の方がお越しになっています。
当時は私的に春を何となく感じる3月くらいから心配していた症状だったのですが、2月中旬から出始めてきた感じです。

多くは背中の緊張(疲労)が出ている方たちで、特に『肝臓』のポイントが固まっています。
この症状になるまでいろんなパターンがありこれだ!という物だけではないのですが、大体の人がセットで『腰の緊張』もあることが多く感じたところです。

そこについて考えた疲労の流れをまとめてみました。

疲労の原因
寒暖差
気候の変動(気圧)
風邪が強いなど
気圧は風を浴びていなくても影響するもので、風の音がビュービューしているのを聞くだけでもストレスになります。
(人によって)
冬の疲労の残り
花粉などのアレルギー
日頃の不摂生
など

恒常性について(気候変動メインで考えて)
恒常性とは普通を維持することです。
例えば気温が下がって体温が下がったら体温を平熱に上げようと自律神経が身体の調整を始めます。
ぶるぶる震えたり、鳥肌が立ったり。
血圧が下がったら平常にしようと微調整をしてくれます。
拍動を強くしたり。
そんなことを無意識で調整してくれるのが自律神経なのでいつの間にか疲労してしまうのです。

そして気付いたら急に痛めてしまう訳ですね。

その痛めてしまう原因が上記したことになるのですが、それは置いといて。

恒常性は内臓で言うと『腎臓』の仕事になります。
しかも、腎臓は頑張れホルモン(ステロイド)を出すところですので無理をした後にすごく疲労感が出てしまいます。

結果、身体の疲労が取り切れず痛めてしまうループに陥ることになります。
そして、東洋医学では腎臓が元気じゃないと肝臓も元気にならない循環があるため『背中の緊張』が出てしまうということです。

現場の反応を見ていますと〖腎臓の施術 → 背中が緩む〗といったことが診られました。

それだけじゃ足りない人もいましたが重症度と比例しているパターンと他の患部も狙う必要があるパターンとがありました。
どちらにしても普段の疲労やこの季節のことを考えると肝臓の回復施術だけじゃなく腎臓の施術もセットで必要だと感じているところです。

その他腎臓の不調は
肝臓、心臓、呼吸器、など様々な症状へ繋がっていきます。
喉(のど)の不調もその一つです。
(生理学:割愛)

みなさんはこの季節どうでしょうか。

割と痛めてから2~3週間とかして再発しました的な感じでお越しになる方がいらっしゃいますし、人によってはもっと日にちが空いてからお越しになる方もいます。
症状は溜め込んだ分回復するのに期間が掛かってしまいます。
一時的な改善でその時動けるようになればいいと希望されている方や治す気がない方は別として、今後のためにしっかり改善されたいと思われている方は投資と一緒で早目に処置を開始することで、その結果やっていて良かったと思われるのではないでしょか。
このブログが皆さんの健康のお力になれることを祈ってます(^^;)

そして施術をして早く治らないとストレスを溜めてしまう方がいますが、すべて自己責任です。
ちょっと厳しい言葉と感じられるかもですが、治るまでの期間は自分の身体にしてきた償いの期間です。
人のせいにしたり、何かの都合を付けて真剣に改善するための行動が出来たでしょうか。
自分自身が生活の中で身体などに何をしてきたのかを見直して、気付いていただくことが大切なのです。

最後は春の症状から外れましたが、改善に必要な大切な取り組みについてお伝えさせていただきました。

以上、春の症状と恒常性についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年3月5日 (火)

産後骨盤矯正中のご質問をまとめてみました

施術中にご質問をいただきブログにしてみました。
(産後骨盤矯正&身体の回復施術)

筋肉ってあった方がいいのですか?

お話しする内容があり過ぎて私一瞬思考が止まりまして…。
そに人にとって何が必要かが問題で人によってお話の内容が変わるため、その時は簡潔なご説明をさせていただきました。

その後、でもやっぱりお話しする内容を少しまとめますので時間を下さい、とお伝えしたところです。
今回はその内容となっております。

対象者は女性に共通する内容ですが特に
・妊娠を希望している方
・妊婦さん
・産後の方
となります。

少し長くなると思いますがお読みいただけますでしょうか。
よろしくお願い致します。

筋肉について

筋肉は腱になり骨に繋がっていますので関節を固定、安定、歪ます、可動、血液循環、代謝機能、などの機能があり、他には身体の全身にあり姿勢を維持させる重要な役割など担っています。

今回の内容は特に骨盤を固定させているということが重要となります。
骨盤周りには大きな筋肉から小さい筋肉まであり、腰部、股関節、膝まで繋がっている筋肉もあります。

その中でも必ずチェックする筋肉は内転筋群、殿筋、股関節周囲筋です。
内転筋群の中では特に恥骨筋で恥骨の歪みの調整がしやすくなり、柔軟性を付けておくと出産時、産後の負担軽減になります。
ちなみに初回の施術ではちょっと痛がる人が多いです。

殿筋と股関節周囲筋は腰の状態にめっちゃ関係しますので必ずチェックします。

その他、細かく考えると足部、手部、頭部から繋がる筋肉もあり、経絡で考えても繋がりがあるため施術では重要なものとなります。

※詳細についてこのブログでは骨盤を主に他の組織(靱帯や内臓など)と共にまとめてご説明させていただきます。

靱帯について

今回は骨盤内と骨盤周りのお話に集中させていただきます。

ざっくり言うとほぼ固定、安定です。
主には卵巣提索、固有卵巣索、子宮円索、子宮仙骨靱帯、のご説明になります。
その他、仙骨周辺の靱帯、股関節の靱帯などとありますが、こちらは先にお伝えいたします。

仙骨周辺の靱帯(めっちゃあります)
棘間靭帯:骨盤の裏側
後仙腸靱帯(深部):同上
後仙腸靱帯(浅部):同上
浅仙尾靱帯:同上
仙結節靱帯:同上
仙棘靭帯:同上
腸腰靱帯:同上
などなど他にも

股関節の靱帯(強靭と言われます)
腸骨大腿靱帯:前面から上面
坐骨大腿靱帯:後面
恥骨大腿靱帯:前面

これら仙骨の靱帯と股関節の靱帯の緊張は骨盤や腰部痛などに大きく関係し、産前産後に影響してきます。
もちろん男女、妊娠、出産関係なく問題を起こす原因にもなります。

続いて
卵巣と子宮周りの靱帯のご説明です。
※卵巣と子宮は自立しているのではなく靱帯でつり下げられて安定しています。
 また、子宮は重たい臓器なのでしっかりとした靱帯によって支えられています。

卵巣提索
卵巣の卵管端から腸骨側壁に張り、卵巣へ行く血管と神経と並走します。
卵巣提索が収縮すると卵巣に痛みを感じます。

固有卵巣索
短い結合組織筋性索で子宮底の外側角と卵巣の子宮端を結んでいます。

子宮円索
子宮角で卵管付着部の近くから始まり骨盤の内側壁に沿って走り鼠径管を通って大陰唇の皮下に終わっています。
ちなみに子宮円索は男性では精索に相当する組織です。

子宮仙骨靱帯
子宮頚部から膀胱にかけて始まり仙骨底部の外側に付着する靱帯で内部に尿管を通していることが特徴です。

子宮頚横靱帯(基靭帯)
子宮頚部と膣上部を覆う筋膜で肛門挙筋と尾骨の筋膜に付着しています。

その他、膀胱子宮靭帯、後方のに直腸膣靭帯があります。
仙骨調整の重要性が何となく分かりますね。

骨格(骨・関節)について

頭蓋骨から手足まであり身体を固定、安定、可動させています。
骨盤内外の不安定が背中の丸まりや姿勢維持を崩す原因になったりもします。
そこには筋肉、靱帯、骨格の連携が大切になってきますので関節が固まるというのは関節周辺の上記軟部組織の緊張も連動していることが多く診られます。

特に骨盤の動きを付けておくことは重要で骨盤の片方の関節が固まっていることが多く逆子や身体の不調の原因になります。
経験上逆子の施術中に骨盤の調整をして立ち上がる際にお腹が動いたと感じられた方が何人かいます。
(後日逆子が治っていたとご連絡があり心がホッとした記憶です)

余談ですが臨牀ではその患部と関連している離れた場所の緊張が診られることもあります。
そのため当院では患部以外の離れた場所に患部があるという表現をする事があります。

内臓について

内臓について今回のブログでは簡潔なご説明とさせていただき、女性器に負担が掛る原因内容をお伝えいたします。
※ちなみに内臓も筋肉であることをご理解ください。

胸郭やお腹の中にある臓器等で生きていく上で必要なものです。

ホルモンの影響や生活習慣、疲労などで骨盤が開き不安定になって来るのですが、その際にお腹のスペースが空いたところへ内臓下垂が起こります。
(妊婦時期は赤ちゃんの重みもあり)
内臓下垂が起こると次に骨盤を安定させている腹腔内の靱帯に負担を掛け子宮や卵巣の位置も下方へ圧迫させてしまいます。
この連鎖が女性化症状を引き起こす原因に繋がってくるのと姿勢も悪くなってくる要因になります。
また、妊婦時期と産後のお悩みで多いのは残尿感や尿漏れでしょうか。

ちなみに不妊の症状もこのようなことが診られることもあります。
皆さんポッコリお腹は大丈夫でしょうか。

その他ご不安になる症状として

子宮内膜症(簡潔に)
身体の不調(骨盤の不安定など)や内臓下垂が原因で月経で剥がれ落ちた子宮内膜が腹腔に落ちてしまう症状です。
骨盤の広がりによって卵管が下がると子宮内膜が逆流して腹膜に落ちてしまいます。
卵巣は子宮より上に位置することで子宮内膜の逆流を防ぐことと卵子の子宮への運搬を助けています。

不妊・子宮外妊娠
身体の不調(骨盤の不安定など)や内臓下垂が原因で子宮が下がると分泌液の流れが低下すると同時に精子の遡上も低下するため受精しにくく不妊の一因となることも考えられます。

また受精できたとしても卵管膨大部から子宮へと移動するスピードが低下しているため子宮外妊娠のリスクを高めてしまいます。
実際あった話ですが、お腹の激痛で病院へ行き子宮外妊娠と分かり片方の卵巣を摘出されてしまった人を知っています。
このようなことにならないようご注意いただけたらと思います。

排卵日痛(ついでに)
排卵は卵子を卵巣から腹腔に放出し、それを卵管采の筋肉が収縮して卵子をつかみ取り卵管へと送る動作のことを言いますが、卵管の位置が下がっていると上記しました卵巣提索や固有卵巣索が常に伸長してしまいます。さらに卵管采が収縮する際に伸長しなければならないために痛みを誘発させます。
(こちらは一例で人それぞれ他に原因があることも)

ホルモンについて

ホルモンについても今回のブログでは簡潔なご説明とさせていただき、出産前後に負担が掛る原因内容をお伝えいたします。

精神状態を安定させるものや熱を作ったり気合を入れるホルモンなどがあり、妊婦さんから産後に掛けての場合は特に変化が起こります。

妊娠出産期に掛けて有名なホルモンはエストロゲン、プロゲストロンですが、産後は特に睡眠不足になり生命に危険を及ぼす症状が出てきてあらゆるホルモンバランスを崩す危険性があります。
その誘発原因は自律神経の不調です。

自律神経とはご存じの方が多いのではないかと思いますが興奮(交感神経)とリラックス(副交感神経)があり、睡眠不足での興奮優位が様々な症状を作り出してしまいます。
それでも頑張らないといけない状況ですので、気合いを入れて頑張るわけです。
(内臓や脳内のホルモンから)
その時に頑張るホルモンが出ることで頑張れるようになり、最初は大丈夫でも疲労が蓄積してきて慢性化した症状となっていきます。
そして、その時にはいつもイライラしていたり、甘いお菓子を食べていたり、便秘になっていることが多くなっているのではないでしょうか。
こちらに関しては仕方ないこともありますが日頃の食生活や心身のコントロールとケアで少しは軽減させることが可能です。

何故可能なのかと言いますと大体の方たちに食生活の問題が診られ、そこに改善策があることが多いからです。

ちなみに『心:精神』もあり、ホルモンが関係するものと関係しない場合もあります。

ここまで『筋肉・靱帯・骨格・内臓・ホルモン』について簡潔にご説明させていただきましたが、結局のところ答えは筋肉があった方がいいの?のお答えはその通りですと言えますが筋肉だけが必要というわけではないというのが正確なお答えになるでしょうか。

以降は上記それぞれの内容をまとめてお伝えさせていただきます。

『筋肉・靱帯、骨格・(内臓)』これらはすべて大事ですが柔軟性のあるいい状態であることが理想です。
『内臓・ホルモン』の症状は上記の組織に負担が掛ったとき、もしくは同時に、もしくは先に発生機序としてみられることもあります。(何となくご理解ください)

なので全ての人に筋肉だけが大事です、とは言えないところで、施術を振り返るといつも筋肉だけの説明ではありませんでした…。

お越しいただくクライアントさんの皆さんはどこかに痛みがあり解消したい、骨盤を安定させたい、元気になりたり、理想の体型に戻したい・なりたい、育児を楽しみたい、というご希望がありますが、全て健康な状態であることが必要で、普通でいられることがとても幸せという事です。

ここで一例として妊婦さんの不調の発生順番について書かせていただきます。
(実際のところ順番は人それぞれです)

お腹が重くなると同時にホルモンの変化が出てきます。
   →
動きにくくなってきて身体の緊張も出やすくなります。
   →
腹式呼吸の制限が出始め呼吸も浅くなり身体の緊張を誘発させます。
   →
歩き方が変わり足のある場所が硬くなってきます。
   →
脚の緊張は腰や全身の緊張に繋がります。
   →
次第に子宮やお腹の緊張が出てきます。
   →
骨盤はホルモンの影響で開き不安定になります。
   →
骨盤(下腹部)が広がり赤ちゃんや内臓が下垂します。
   →
内臓の機能低下で身体に負担が出ます。
(人によっては精神の疲労も)
赤ちゃんは窮屈で居心地が悪く成長しにくくなります。
切迫早産のリスクが上がり、逆子になったりもします。
   →
ママは妊娠高血圧や膀胱の症状などのリスクが上がります。
   →
この時はストレスで食生活が乱れていると思います。
   →
食生活が乱れることで身体の緊張、睡眠の質の低下、身体の緊張を助長します。
もちろん赤ちゃんの成長にも関わってきます。
   →
急に運動を始めても良いことがないこともあり不調を助長し悩む期間が長くなります。
   →
出産間近で逆子を治してください。
   →
栄養素の見直しや身体の回復期間が足りず間に合わない場合が出てきます。
   →
帝王切開・切迫早産で強制入院。
   →
一生の傷が残ります。
   →
免疫力が下がっていますのでキズの回復に時間が掛かります。
栄養素の問題がある場合はより回復が遅れます。
   →
思うように動けません。
   →
ストレスが溜まります。
   →
楽しく育児が出来なくなります。
   →
赤ちゃんへの愛情は?
ご家族やご自身の幸せな生活は?

このような流れが経験上診られ、産後数年引きずる症状となる場合もあります。

『筋肉』についてもう一言

施術家から見て筋肉はあった方がいい、とお答え致しますがやはりいい筋肉の状態がいいと思っています。
質とは過度な緊張がない、腰椎の関節などの圧迫が少ない状態で、神経がスムーズに走行している、経絡、自律神経、内臓、ホルモン、精神の不調が無くバランスよく働いている状態が筋肉の状態を安定させてくれます。

大事な骨盤周りには大小いくつもの筋肉があり骨盤を安定維持しています。

ちょっとややこしくなってしまいますが骨盤の筋肉は腰椎から出ているものもあるため腰周りの筋肉や腰椎の状態もいい方が良いです。
更に腰は手首、足首、首も関係していたり全身の連動もあるため一概に腰と骨盤だけと言えないところもあります。
(内臓・精神などもです)

ここまできてうまくまとめられたか不安になってきましたがチェック項目がたくさんあるということのご理解をいただけたらと思います。
これらが当院の施術方針でして、上記の内容すべてがとても大切と考えています。

『筋肉』についてのご質問でしたが施術家の意見をお伝えさせていただきました。

最後に、ご質問を頂いた○○さんありがとうございました。
お陰様で大変良い復習が出来ました~♪
あと少し産後矯正&回復施術を頑張りましょう~(^^;)

以上、筋肉はあった方がいい?というご質問についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年2月28日 (水)

最近の症状(肩の痛み)

ここ最近『肩の痛み』を訴える方が増えてきましたのでブログにしてみました。

『肩の痛み』
※人によってどこに痛みが強く出るか異なっています。

痛みの種類
肩関節の前面・後面
胸郭
首の上部・中部・下部
背中にかけて
上肢に掛けての痛み・シビレ(指まで)
肩の筋肉周辺

触診にて緊張している部位
頭蓋骨
脊椎(頸椎・胸椎・腰椎・骨盤・尾骨)
胸郭(胸骨・肋骨・肩甲骨・鎖骨・肩関節)
上肢(肩関節から手指まで)
筋肉
内臓
経絡(ツボの流れ)
リンパ

肩以外にも影響している症状
喉の不調(咳など)
顎関節
精神的疲労
腰痛
脚の痛み(足関節・膝・肘など)

施術をして見解
循環器の不調
・冷えでの緊張
・血行不良
・血管の緊張
呼吸器の不調
・冷たい空気を吸うためか呼吸が浅くなる
・気管支、肺などの緊張
身体の緊張
・冷え
・疲労
・関節のズレ
・関節の緊張(筋肉・靱帯)
・代謝低下
・免疫力低下
内臓の不調
・普段からの不摂生(食事・睡眠など)
・糖分の摂取(お菓子、果物)
・よく噛まない
精神の疲労
・冷えで
・疲労の積み重なり
・経絡、身体の緊張からくるもの

このような症状が診られています。

春になると冬の症状を引きずりスーパー急性症状、精神の疲労、花粉症などが出てきます。
早目に予防しておきましょう。

もう少し詳しく症例紹介ブログにお書きましたのでこちらも是非ご覧ください(^^;)

2024年1月29日 (月)